poker face~今宵、夢の中で。~
「ねぇ、隼人。


 …私、隼人が大好きだよ」



葵が笑顔で俺に言う。

葵の笑顔は、俺を最高に幸せな気持ちにさせるんだ。






『…俺も…』


答える俺に、君は言う。




「どうして、ちゃんと言ってくれないの??


 …私のこと、本当はどう思ってるの??」




寂しそうな顔で、言う。


つないでいた手をそっと離して。






『葵、待って…!!』





手を差しのばすのに、俺の元から遠ざかる。


どんどん見えなくなっていく、君。









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