溺愛幼なじみの両片想い
「きぃが自分から話す男は俺だけだって思ってたけど……そりゃ話すぐらいできるよな。」
「そうだよな」と小さく笑うしぃくん。
「ごめん、気にすんな。昼飯食おう。」
下を向いてたしぃくんは、ぱっと顔を上げていつも通りの笑顔を見せる。
どう反応していいかわからず、私も同じように昨日と同じしぃくんの隣に座る。
“嫉妬”
「ごめん、ただの俺の嫉妬」
幼なじみとしての嫉妬……だもんね。
少し自惚れそうになっちゃったよ。
しぃくんの好きと私の好きには大きな違いがあるから……。