溺愛幼なじみの両片想い
しぃくんの甘い声、交わってる目線、
微笑んではいるけど少しだけ悲しそうな顔、
全てにドキドキしてしまって頷くことしかできない。
あぐらをかいてるしぃくんが手を広げて膝立ちの私を引き寄せるように抱きしめる。
膝立ちをしていたから、バランスを崩しそうになってるけど、しっかりしぃくんが支えてくれてる。
「明日も迎えに行く。」
「うんっ」
抱きしめあってるから当然のことなんだろうけど、私の耳元で話すしぃくんの声におかしくなりそうなぐらい鼓動が速まる。
「うん」なんてたった2文字なのにそれすらドキドキしてしまって必死に言う。