溺愛幼なじみの両片想い
「昨日のアイス美味しかったわよっ」
「よかった」
お母さんに、昨日の変化は気付かれてなかったみたい。
笑顔で「あのチョコチップのアイス、何歳になっても時々食べたくなるのよね〜」なんて話す。
「行ってきますっ」
「ちょっと待って」
アイスの感想を幸せそうに話してたお母さんの顔が真剣な顔になり、朝ごはんを食べていたのを止めて私の前に立つ。
「泣きたい時は泣くのがいちばんよ!けどね、悩みがあるならお母さんに相談してね。」
真剣な顔だったお母さんがまた笑顔になり、「いってらっしゃい」と背中をぽんっと叩く。
さすがお母さん……
お母さんなりの優しさにまたうるっときてしまった。