溺愛幼なじみの両片想い



「離れろ」


「やだ。それより誰この子」



「俺の幼なじみ。」と言ったしぃくん。睨まれるように見られてるけど顎を引いて会釈する。



「こんな子みたことない。」


「こないだ転校してきたばっかだから。それに莉央最近学校来てなかっただろ。」


「椎斗に会いたくなったから来たの。行こっ?教室まで送って?」



誰?とは聞かれたものの、私なんかいないように話を進める。


しぃくんから離れて……。


「俺、きぃ送ってくから。」


「なんでよっ……久々に学校来れたのに……


椎斗、いいの?」







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