溺愛幼なじみの両片想い

｢綾乃ちゃん、それでもいい？｣


綾乃ちゃんに聞くしぃくん。


綾乃ちゃんは｢晃先輩が私と2人で良ければ！｣と笑顔で頷く。


綾乃ちゃんも晃先輩も凄い.....


私だったらたとえ同じ高校でも先輩だし今知り合った人と2人なんて無理だよ.....！



｢行こっか｣


｢う、うん！｣



しぃくんは私の歩幅に合わせてゆっくり歩いてくれてると思うけど、少し後ろを歩く。


後ろ姿も前とは違う。


なんか凄い男の人って感じがする。




さっきまでたくさんの生徒がいたのに、人気が少ないところに来た。


まだ校内の構造は分からないけど、空き教室かな.....？