冷徹社長は溺あま旦那様!? ママになっても丸ごと愛されています
「今度、指輪も買おうね」
「そうね」
「結婚しよう、早織。三度目の正直だ」
私は笑ってしまった。そういえば、そんなにチャンスが流れたっけ。了も笑い、私の唇に軽く口づけた。唇は離れてからも、すぐそばに留まったまま。至近距離で視線が絡む。
汗で冷えた肩を、了の温かい手のひらが包んだ。
「俺たち、ずっと一緒にいるんだよ」
「うん」
もう一度キス。今度は強くお互いを触れ合わせる、身体が熱くなるキスだ。
「愛してる」
了がささやき、私を抱きしめた。私たちはまたシーツの上に倒れ込み、転がりながらさんざんキスをした。どれだけしても足りなかった。
愛してる。
どこにそんな体力が残っていたのか、再び抱き合ううち、何度も了はささやいた。そのたびに、心と身体のどこかが、少しずつ埋まっていくのを感じた。
「どうして泣くの」
心配そうに了が聞く。熱い吐息。揺れる声。
返事が言葉にならなかったので、必死でしがみついた。
ありがとう。大好きよ、了。愛してる。
離さないで。
それが伝わったのか、了は夜通し、片時も私を離さず抱きしめて。
私が欲しかったものを注ぎ続けてくれた。
「そうね」
「結婚しよう、早織。三度目の正直だ」
私は笑ってしまった。そういえば、そんなにチャンスが流れたっけ。了も笑い、私の唇に軽く口づけた。唇は離れてからも、すぐそばに留まったまま。至近距離で視線が絡む。
汗で冷えた肩を、了の温かい手のひらが包んだ。
「俺たち、ずっと一緒にいるんだよ」
「うん」
もう一度キス。今度は強くお互いを触れ合わせる、身体が熱くなるキスだ。
「愛してる」
了がささやき、私を抱きしめた。私たちはまたシーツの上に倒れ込み、転がりながらさんざんキスをした。どれだけしても足りなかった。
愛してる。
どこにそんな体力が残っていたのか、再び抱き合ううち、何度も了はささやいた。そのたびに、心と身体のどこかが、少しずつ埋まっていくのを感じた。
「どうして泣くの」
心配そうに了が聞く。熱い吐息。揺れる声。
返事が言葉にならなかったので、必死でしがみついた。
ありがとう。大好きよ、了。愛してる。
離さないで。
それが伝わったのか、了は夜通し、片時も私を離さず抱きしめて。
私が欲しかったものを注ぎ続けてくれた。