不器用なキミ~向日葵の恋~
「だって僕の為に睡眠時間削ってたんでしょ?」

「……?」

「ただでさえ仕事忙しいのに俺と会う為に」

「……いや?……え?そうなの?」

「……は?」

「そういう事……なの?」

「は?」

「ん?」

え?そうなの?

仕事して海里と会ってたら睡眠時間が減っただけなんだけど、海里と会う為に時間割いた訳じゃなく……ん?結果そうなるの?

「……でしょ?」

「んーー」

なんか分からなくなってきた。

ひとまず昼も夜も海里が作ってくれたおかゆを食べ、薬を飲みひたすら寝まくって目が覚めると日は変わっていて、そこには海里の姿はなかった。

トイレに行くのにドアを開けトイレに向かうと、彼の靴は玄関には無くなっていて、リビングに戻るとテーブルの上に白い紙が一つあった。
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