不器用なキミ~向日葵の恋~
海里の手紙通りに熱を測ると36.6度だった。

「よしっ」

下がった熱を見てガッツポーズ。

即効で私にしては長めのメールをしてからシャワーを浴びて部屋を出た。



To 海里

熱下がりました。
36.6度だった。

看病してくれてありがとう!
感謝してます!

仕事行ってきます。






店に着くと麻衣ちゃんが心配そうに

「もう大丈夫なんですか?」

「もう大丈夫。ごめんね心配かけて」

「良かったです。無理しないで下さいね」

「ありがとう」

心配してくれる彼女の頭を撫でながら

「手空いたら在庫教えてくれる?休んだ分取り戻さないと」

「はい。でも無理はダメですよ」

「分かってる」

店の奥に入ると

「熱下がったの?」

「うん。ごめんね」

「それは海里さんに言うのね」

「うん。ありがとう」

「でも……あんたはバカなの?」

え……いきなり??
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