不器用なキミ~向日葵の恋~
だけど彼女は彼女なりに一生懸命で、僕に理解してほしいと伝えてくる。

例えそれが僕にとっての刃だとしても。

彼女の優先順位。

1番が仕事それは理解が出来る。

でも、それは時と場合による。体調が悪ければ休むことが一番になる。

だけど彼女の言ったことは、1番が仕事は絶対に変わらないもので、それは僕が一番になることは、絶対に無いと言ってるようなものだった。

仕事が90~100で優先順位は当然一番。

そんな彼女の隙間に僕が入る隙間は……当然ない。

だって彼女は僕の事を何一つ知らない。

僕が一方的に好きになり告白した。

しかし彼女はそれに応えてくれた。

だけど彼女が僕に言ったことは?


メールも電話も必要以上にしたくはない。

一緒に泊まることはない。

家に呼ぶこともない。

細かい事いいだしたら他にもいっぱいあるけど、それらはまだ僕が受け入れられる範疇だった。

だってそれらは僕の為に頑張ると言ってくれていたから……だから期待していた。
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