不器用なキミ~向日葵の恋~
結局、彼女を誘って分かったことは好き嫌いがはっきりしていて、やっぱり嘘をつかない人だった。
正直に言い過ぎて驚くぐらいで、でも、僕の事は本当に嫌いではないみたいだった。
誘えば必ず時間を作ってくれて、提案したデート内容が断られても、必ず代替えを提案して二人が合意の場所へ行った。
彼女が包み隠さず何でも言ってくれるおかげで、彼女がどう思ってるのかを探る必要が無いデートは僕には新鮮で凄く楽だった。
僕も飾らず格好つけずに、自然と素の自分を出せてたと思うから。
そして少し肌寒くなった頃、彼女から初めて電話がかかってきたんだ。
「もしもし」
「はい」
「今、大丈夫?」
「どうしたの?電話なんて初めてだね」
「あ、そっか……え?そうだっけ?」
「ふふっそうだよ」
「そっか……」
「んで?どうしたの?」
「あのね?次の日曜空いてる?」
「ちょっと待ってね」
僕は授業スケジュールだけを確認した。
正直に言い過ぎて驚くぐらいで、でも、僕の事は本当に嫌いではないみたいだった。
誘えば必ず時間を作ってくれて、提案したデート内容が断られても、必ず代替えを提案して二人が合意の場所へ行った。
彼女が包み隠さず何でも言ってくれるおかげで、彼女がどう思ってるのかを探る必要が無いデートは僕には新鮮で凄く楽だった。
僕も飾らず格好つけずに、自然と素の自分を出せてたと思うから。
そして少し肌寒くなった頃、彼女から初めて電話がかかってきたんだ。
「もしもし」
「はい」
「今、大丈夫?」
「どうしたの?電話なんて初めてだね」
「あ、そっか……え?そうだっけ?」
「ふふっそうだよ」
「そっか……」
「んで?どうしたの?」
「あのね?次の日曜空いてる?」
「ちょっと待ってね」
僕は授業スケジュールだけを確認した。