VOICE

「逃げ出しては、困るんだよね。
まじめに学校に来てもらわないと。」

「それ、誰に言ってるの？
誰のせいでココにいると思ってるのよ。」

「それは、自業自得なのではないかな。」

「南先生お疲れ様です。
ご面倒おかけしてすいません。」

「あぁ～別に構わないよ。
次はないようにね。八重先生」

釘を刺された八重先生は、
軽く謝っており

私は、にらみつけて帰ろうとしたら

「お前も、俺の娘なのだから、
加奈子をみならって・・・」

「うるさいよ。
私は私です。委員長とは違いますよ。
では、失礼します。」

さっさとその場を後にし
しかたなく教室に戻ったが、
クラス中の視線が刺さる。