珈琲プリンスと苦い恋の始まり
「……もう、好きにすれば!?」


プリプリと怒りながら車に向いて歩きだす。
俺はそんな彼女の側に走り寄り、肩を抱き締めてしまいたいのを我慢した。


今みたいに彼女が自分に感情をぶつけてくるのが嬉しかった。

やはり、昼間に彼女の話に耳を傾けて良かった…と感じ、この調子で少しずつでもいいから、彼女の気持ちに寄り添っていければいいな……と思った。



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