珈琲プリンスと苦い恋の始まり
「そりゃ当然だろ。でないとこんな話はしないよ」


「でも、時間て…」


「それはまだ内緒。だから、式はリングの用意が出来てからにしよう。どうせ、本社へ行ったら最初はこき使われて大変だろうし、仕事に慣れたくらいで挙げるので丁度いいよ」


そう言うと悪戯っぽく笑う。
私は彼の考えてることがわからずに、不思議そうに首を傾げた。


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