珈琲プリンスと苦い恋の始まり
砂利を敷いた庭に白い砂埃を巻き上げながら車を動かし、あっという間に敷地の外に出て行ってしまった。



「何だよ、愛想の悪い」


さっきとは真逆の言葉を口にする。

それでも提供された情報通りに島へ向かってみようと思い、大急ぎで後片付けをして店を閉めた。


< 45 / 279 >

この作品をシェア

pagetop