湖都子のポエム9
こんなに辛い……でもまだ好きなんだ。自分の本当の気持ちに気付いてしまった
別れても
会えなくても
キミが好き
この気持ちをどう伝えたらいいかわからない
話しかけたいのに話しかけられないまま……
好きだけど
好きだけじゃ続かなかった
まだ好きなのに……
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奈緖と別れてから、マネージャーが彼女気取りで……
先約があったから、デートの誘いを断ったら
「友達との約束?私との約束が最優先でしょ?」
って……奈緖なら、そんなことは言わなかった。そういえば、奈緖から遊びに誘われたこともなかった。遊びに誘うのは、いつも俺だった。
サッカーの応援に来てくれた子と話していたら
「私の彼氏と話さないで……」
いやいや、お前彼女じゃないからな……
「お前と付き合ってないだろ」
「何言ってんの?彼女と別れて、あれから付き合ってるでしよー」
「お前のせいで、奈緖と別れたけど、お前とは付き合ってない。」
俺は、奈緖が戻ってくるのを待ってた。だけど、奈緖は戻ってこなかった。もう新しい男ができていた。
「だったら、なんで2人で遊びに行ったの?」
「遊びに行ったの、1回だろ?一緒に遊んでみたらわかった。お前とは合わないってわかったんだよ。」
そう……奈緖に男ができたと知って、一度だけ遊びに行って、他の人じゃ埋められないって再確認した。
「あの子……男ができたん……でしょ……」
「そうだよ。お前さえいなければ、奈緖の隣にいたのは、俺だった。俺はお前をずっと恨んでる。」
「私はあなたを好きなだけで……」
「俺はお前なんて好きじゃない。今も恨んでる。」
周りにサッカー部の部員、応援にきてた女の子たち、通りすがりの人達、沢山の人の前で……
「もう……いい……」
バタバタと走り去った。
1人になったら、解放感があって、身軽になれた。きっと、もう噂になってんだろーな。どんどん流せ……奈緖に届くように……噂を聞いて、戻ってこい奈緖。
夢くらいみても……いいだろ……今ならまだ……