湖都子のポエム9

たった一人キミがいればいい

彼女と生きるために生まれてきたんだ
一日中彼女と過ごしたい
彼女を独り占めしたい
ずっと彼女のことを考えていた

ずっと隣で彼女を見ていたい
今までも……今も……これからも……
ずっと……ずっと……
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奈緒に会いたい。毎日、学校まで会いに行く。それなのに、大学の女に毎回会う。奈緒と話したいのに、大学の女と話すことになる。大学の話をするから、奈緒が話に入れない。

「みんなで遊んで」と、帰っていく奈緒。

「俺は彼女とでかけるんだから、帰れよ」って言っても……
「彼女もああいってんだし、いいじゃん」
そんなことが続いて、イライラしていた。

色んな女と遊ぼうとか思わない。たった一人、奈緒がいればいい。

夜、奈緒に電話したら、「明日からは迎えにこなくていい」と言われた。「明日も迎えに行くよー」「友達と遊んでいいよ。無理しないで。私は彩花と帰るから大丈夫だよ」なんでこんなことになった?

切れた電話……を呆然と眺めた。

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