湖都子のポエム9

これからも二人で……

好きって気持ちを伝えられたらいいのに……
伝えられない想い……
想いが一方的でもいいんだ
昔も今もあなたは唯一の光だった

気がつくといつもあなたのことばかり考えてる
世界中でたった一人
大切なあなたを……

あなたの将来はあなたのものだけど
あなたとずっと一緒にいられる
そんな未来ならいいな……

あなたに出会う前のことが色褪せる
あなたといると元気が出て……
あなたといると世界はキラキラしていた
知らなかった世界があった

あなたがいてくれたら私はそれだけで幸せなの
あなたがいてくれるなら何だってやってやる
あなたがいてくれるなら私は強くなれる

これからも二人で思い出をたくさん……
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奈緖が、ヒロと別れてからずっと元気がない。そんなにも、ヒロのことを想っていたんだって……心の奥がズキズキと痛む。

「ヒロが浮気するような奴たとは思わなかったよ。でも、それでも忘れられないなら、私がヒロに言ってあげるよ」
「な……何……言ってん……の？ヒロのことなんて、もう全然大丈夫だよ……」
「だったら、なんで……今もそんな顔してんの……？」
「それは………」
「私には……言えない？」
また、胸の奥が痛む
「私だって、分かってる……美人の彩花や美月ちゃんと釣り合わないって……たまたま近くにいたから仲良くなっただけだって……美月ちゃんみたいに彩花とも離れる時がくるかもしれないって……」
この言葉を聞いて、泣きそうになった。本当に私を？奈緖もちゃんと私のことを大切に想ってくれていた……愛を確信するから……気持ちがおさえられない。
「何言ってんの？近くにいたから仲良くなったんじゃない。釣り合わないって……何？誰が決めんの？私の友達は私が決める。私が一緒にいたいのは、奈緖なんだよ。私は奈緖がいないとダメなんだ……よ。私は奈緖のこと好きだよ。奈緖……は？」
「私も彩花のこと大好きっ……だよ」
「それなら、きっとこれからも永遠に変わらないよ」
苦しかったことも、迷ったことも、間違いじゃなかったね。悲しかったことも、苦しかったことも、奈緖の笑顔が全部を溶かす。

埋まらなかった心にあいた穴が少しずつ埋まっていく。奈緖が一緒にいる。これ以上の幸せはない。