最後に、もう一度だけ
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目が覚めると、そこは体育館倉庫の中にいた。




前には知らない男の人が数人






『お、お目覚めか』



気持ち悪い...



『さゆりがこの女をどうにでもしていいと言ってたからな』



あの女"さゆり"って言うんだ





男が近づいてくる...





後ずさりするも、背中にはもう壁がくっついていて、逃げ場はない






腕を掴まれて






「いやっやめて!」




じたばたするけど



『おい、お前ら腕抑えてそこに置いてある縄でしばれ』



ほかの男はたなの上に置いてあったロープで私の腕と足を縛る






「誰か、助けて」





『誰も来ないよ。もうみんな帰っちゃったから』




顔が近づいてくる、




いやだ、






唇が首筋にきて


チクッ


「やめてっいや」





「誰か、助け、て」











バーン????





『お前らなにやってんだよ』



そこに現れたのは

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