マー君−Black and White
『異常って、なんだ? まあこの仕事で殺され方が異常じゃあないって方が珍しいけどな』



俺は鼻で笑って、その言葉を流した。



「顔を、剥がされていたそうだ」



『ウッゲェー! 今度は顔なし死体かよ』



全くこいつは。



歩くのに疲れ、側を通りかかった公園に足を踏み入れた。
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