マー君−Black and White
徹に聞かれ、しぶしぶ口を割った。



「確かに根拠はある。依頼人は何かを隠している。彼女は呪われていた」



「で、俺達は? 見えてんだろ、『その目』なら」



「俺達は・・・・・・呪われていない。何故同じ物を見たのに俺達は平気なのか、それは−−」



あのページが脳裏を過ぎる。



「依頼人が呪われた原因は、あの怪文の奥のページにある。つまり、パスワードを知ってるってことさ」
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