マー君−Black and White
だが、実際見てみても、それが桃色と言われるまで気付かないだろう。



「まあ自己紹介はその辺にしておいて」



身を前に乗り出し、絵里を見つめる。



「君の話を聞かせてくれないか? 都市伝説専門探偵の、この黒に」



そう、俺は依頼人からそう呼ばれる。



クロ、と。
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