世界が終わる日に


『明日、死んでもいいかも。』

ふと呟いた僕の言葉に、
隣にいた君は悲しそうな目で僕を見つめた。

『やり残したことばっかりじゃない?
諦めてることもあるんじゃないの?』

そう問いかけてきた君。

君の瞳に写った僕の戸惑う顔。

『……無いよ』

少し間が空いた。

『生きてるって凄いよね、まるで奇跡だよ。』

急に言いだす君の瞳には希望に溢れてた。

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