漆黒


何度も「死にたい」と思いました。

対人恐怖症になり、公共の乗り物などが乗れなくなりました。

学校までは送り迎えで、私がよく知る人間が常にどこかにいること、視界に入っていないと不安で仕方がありませんでした。






それでも私が今、この話を出来るのは誰かを救いたかったからです。

きっと、それは読者の皆様からしたら違う形なのかも知れない。

それでも、同情や悲観的な考えではなく、誰かの生きる力になれば良かったと思うからです。

私のように「死にたい」と思った人がいるなら敢えて言います。

「生きてください」。

私自身、私の周囲の人の助けがあり今まで生きることが出来ました。

周囲の存在は案外大きいものです。

辛い時間はきっと今だけです。

傷は残っても、変われるきっかけは出来ます。

それを活かすことが出来るのは貴方次第です。

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