虚構のシナリオ
「厨房から誰か入ってきませんでしたか?」


コックは大げさに首を振る。



「とんでもない!


そんな奴が通ったらすぐ捕まえますよ」



と、包丁を振り回しながら
そのコックは答える。


うーんと平野はうなった後
こうつぶやいた。
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