虚構のシナリオ
「それと同じものをもう一つ


私は持っています。



調べてもらったらわかると
思いますが



その針の先には…」




裕子は少し微笑んで
平野にささやきかける。




「猛毒が塗ってありますのよ」




平野がぎろりと裕子を睨む。

< 186 / 256 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop