虚構のシナリオ
「テレホンカードね、、、今時、、、ハイハイ、、」



やる気を無くした中村巡査が
肩を落としながら
自分の席に戻っていく。







「中村」



すると誰かが後ろから呼びかける声がする。



中村巡査が振り向くと
そこには横田が立っていた。



「ケガはもう大丈夫なのか?」


横田の問いに中村巡査は
何も言わずうなずく。




「良かった、、、」




笑顔でうなずいた横田は
部屋を出ていく。



その間際



「待って!」



と中村巡査が声をかける。



一瞬目が合う中村巡査と横田。




「横田。強いね」




横田は胸板をたたいて
うなずく。


「あったりまえだろ!」

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