ふたつのハート
電車が来たけれど今日はメチャ混んでいる、昨日とは大違いだった。
ラッシュには慣れているけれど、あと2人、いや3人乗れるか乗れないか、あきらめようか…
「ちびちゃんどうぞ!」
山代くんが譲ってくれた
ありがとう…
でも、ドアからはみ出してるし、男性ばかりで行きづらい…
「わ、私、次ので行く…先に…どうぞ…」
その時、私の手首が引き寄せられ、スっとセイカくんの体に私の身体がスッポリ隠れてしまった。…
「来いよ…」
…セイカくん?
セイカくんは後ろ向きになりながら、私の腰を引き寄せ、2人同時に車両に乗り込んだ。
すかさずその後から山代くんが私をガードする形で乗ると、次の瞬間ドアが閉まった。
「セイカ?だいじょぶか?」
「ああ…」
「ちびちゃんも?」
「…2人がいるから…」
しかし…
緊張感がMax、だって、セイカくんとあい向かいだし、ぴったりくっついているし…
身動きできないし…
顔も熱くなって来てるし…
爆発しそう…
ラッシュには慣れているけれど、あと2人、いや3人乗れるか乗れないか、あきらめようか…
「ちびちゃんどうぞ!」
山代くんが譲ってくれた
ありがとう…
でも、ドアからはみ出してるし、男性ばかりで行きづらい…
「わ、私、次ので行く…先に…どうぞ…」
その時、私の手首が引き寄せられ、スっとセイカくんの体に私の身体がスッポリ隠れてしまった。…
「来いよ…」
…セイカくん?
セイカくんは後ろ向きになりながら、私の腰を引き寄せ、2人同時に車両に乗り込んだ。
すかさずその後から山代くんが私をガードする形で乗ると、次の瞬間ドアが閉まった。
「セイカ?だいじょぶか?」
「ああ…」
「ちびちゃんも?」
「…2人がいるから…」
しかし…
緊張感がMax、だって、セイカくんとあい向かいだし、ぴったりくっついているし…
身動きできないし…
顔も熱くなって来てるし…
爆発しそう…