ふたつのハート
発車してまもなく、山代くんが私の肩をツンツ
ンしてきた。
「何?」
「昨日はどうしたの?何かあったの?
ほら、忘れ物っていって帰って来なかったじゃん」
「あ…それは…」
「セイカもだよ、急用が出来たって言って、いなくなっちまうし」
セイカくんも?
私は目線をあげてセイカくんの表情を確認した。
へぇッ!?…
私を見て笑っている。
「ある人から依頼されて重い荷物を運んでいたんだ。まぁ40kgはあるかな…プラス小荷物、まぁ、そんな感じ…」
「引っ越しでもしてたのか?」
「まぁな…」
引っ越し?夜逃げ?じゃない、朝逃げ?
でも、セイカくんて結構おしゃべりなんだ。
昨日からほとんど話さなかったから、無口な人なのかなぁって思ってた。
「ふ~ん…たいへんだったな」
素直に納得する山代くん
「で?ちびちゃんのほうは?」
「わ、わたし?…は…河原で…」
「河原!?あの雨の中でッ!?…」
「そっか…もしかして、奈々瀬は水難救助?」
まぁそう言えばそうなるか…
「それです、水難の救助…」
「そっか、ちびちゃんもたいへんだったんだ」
またまた素直な山代くん
?…セイカくんて超能力者?…
私のこと知ってるみたいに…
でもあたってないけど、ハズレてもいない
?…
ンしてきた。
「何?」
「昨日はどうしたの?何かあったの?
ほら、忘れ物っていって帰って来なかったじゃん」
「あ…それは…」
「セイカもだよ、急用が出来たって言って、いなくなっちまうし」
セイカくんも?
私は目線をあげてセイカくんの表情を確認した。
へぇッ!?…
私を見て笑っている。
「ある人から依頼されて重い荷物を運んでいたんだ。まぁ40kgはあるかな…プラス小荷物、まぁ、そんな感じ…」
「引っ越しでもしてたのか?」
「まぁな…」
引っ越し?夜逃げ?じゃない、朝逃げ?
でも、セイカくんて結構おしゃべりなんだ。
昨日からほとんど話さなかったから、無口な人なのかなぁって思ってた。
「ふ~ん…たいへんだったな」
素直に納得する山代くん
「で?ちびちゃんのほうは?」
「わ、わたし?…は…河原で…」
「河原!?あの雨の中でッ!?…」
「そっか…もしかして、奈々瀬は水難救助?」
まぁそう言えばそうなるか…
「それです、水難の救助…」
「そっか、ちびちゃんもたいへんだったんだ」
またまた素直な山代くん
?…セイカくんて超能力者?…
私のこと知ってるみたいに…
でもあたってないけど、ハズレてもいない
?…