ふたつのハート
「あなた、何組?」
「はい…い、1組ですが…」
「…ふ~ん、高吉くんもたしか、1組だよね」
「そうです」
するとその人は、紗世の手を握りしめた
「お願い!高吉くんに渡して!」
そう言うと上級生はニコニコしながら行ってしまった。
「ねぇ、何をもらったの?」
手のひらにのっていたのは、ピンクの小さな封筒だった。
それにハートのシールで封がしてある。
「これって…」
「ねえさよ、もしかして、ラブレター…」
「ぽいね」
「すごい、手作りみたい」
「それはいいけれど…
どうしよう、これ…」
「それは…やっぱり、渡したほうが…」
「はい…い、1組ですが…」
「…ふ~ん、高吉くんもたしか、1組だよね」
「そうです」
するとその人は、紗世の手を握りしめた
「お願い!高吉くんに渡して!」
そう言うと上級生はニコニコしながら行ってしまった。
「ねぇ、何をもらったの?」
手のひらにのっていたのは、ピンクの小さな封筒だった。
それにハートのシールで封がしてある。
「これって…」
「ねえさよ、もしかして、ラブレター…」
「ぽいね」
「すごい、手作りみたい」
「それはいいけれど…
どうしよう、これ…」
「それは…やっぱり、渡したほうが…」