ふたつのハート
考えてみたら、屋上って行ったことがないことに気づいたドジなわたし。

え~何処が入り口なの?


そうだ、とりあえず上に行けばいいのかな?

階段階段…あった!



誰もいない、ほんとにここでいいの、
あっ、誰か来る。

「でさあ!明日までに返事しろよ!…って、そんなことゆ~のよ、まったくタケルったら…」

「お泊まりッ!みずき達凄いッ!い~な~、ねえねぇ、どのへんまで?」

「そ、…それは、タケルしだい…あたしは好きな人に愛されればそれで……どこまでもOKよ」

ここって、3年生の階…なんとなくすごくないですか大人の話みたいで…私恥ずかしい…

また、別の人達が…

「なあなあ、さっきの見た?メッチャかわいかったよな、あれ1年生だろ?ボディラインもセクシーで、まじ告りたい!…」

「タケル?そんなこと言っていいのか?みずきちゃんに聞かれたらどうすんだよ…
俺し~らない…」


?タケルさんに、みずきさんて?…

にしても会話が…大人してるし…


大人の話を聞いてる暇はないのだ!
本音…もう少し聞きたいけど…


さらに階段を上がると、扉が見えた。


ここかな?


『きぃ~… ばたん…』


開いた、青空が見える!気持ちいい!…


え~と、貯水槽…


あの四角いの?


ゆっくり近づいて行くと…



…話し声が聞こえて来た。












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