ふたつのハート
『 ドスン…』
目を開けるとセイカくんが目の前で!
セイカくんが仰向けに倒れたあと、その上に私がうつ伏せで倒れてしまい、結果的に
セイカくんと私は、抱き合うような形になって…
そのまま、セイカくんの柔らかなお口に…
「チュッ…」
ヤッバーーッィ!!
キ、キ、キスーーーッ!
しちゃ、しちゃしちゃったよーー!
でも、セイカくんも動かない
このままじゃ呼吸が!…でも、離したくない…
できればこのまま永遠に…キスしてたい!
…やだ私…こんな時に…頭がおかしくなった!?…
もしかしたら!?セイカくんも頭を打って!?
私は慌てて起き上がろうとした、でも、セイカくんは私の手を握りしめたまま離さないでいる。
少しすると、私の右手からセイカくんの手が離れた。
「重い…」
「ご、ごめんなさい…」
私はすぐに、また起き上がろうとした。
その時、セイカくんの胸元に光るモノが見えた。
それは
あのピンク色のハートの片割れと同じモノだった。