ふたつのハート
数日後ーー
今度の週末に準備することになった、花壇プロジェクト、その為、放課後打ち合わせをするこに
「奈々瀬さんは?」
「うん、私は予定無し」
「山代くんは?」
「俺も、特にないかなあ…」
すると、龍咲さんは急にかん高い声になり
「かなあ?って!?、なによそれ!ハッキリしなさいよ!ないのか、あるのか!どっち!」
龍咲さん!?…
こわッ!…
なぜか山代くんに対してはこの調子…
「ひっ!ぜ、ぜんぜんOK!予定が入っても、こっち優先にするよ、もちろん…は、はは…」
「ありがとう!山代くん、頼りにしてるわ…」
「…」
「あとは…高吉くんね…」
しばらく黙っていたセイカくんが…
申し訳なさそうに、頭を掻きながら喋り出した。
「週末はダメなんだ…というか今日も…
時間がないから…それじゃ!」
慌ててバックを持つと、そのまま走り去ってしまった。
「ちょッ!高吉くん!?…」
「セイカのやつ逃げやがった…」
違う…
セイカくんはたぶんまたバイトで、今日もあのカフェに行くんだ…
ふたりだけの約束だから、本当のことも言えないし…
すると、龍咲さんが下を向きながら、呟いた。
「あたしも、ずいぶん嫌われたものね」
龍咲さん…
あの!
「あの、高吉くんはそういう嫌ったりとかじゃなくて、本当に用事があるのかと思う…」
「なんで言いきれるの?…」
「それは、その…感で!」
「感?…まぁいいわ…」
本当のことを言うべきなのか迷う…
「仕方ないけれど、とりあえずこの3人でやりましょう、奈々瀬さん、山代くん、よろしくね」
「はい!」
花壇を作るのに必要なものは、前もって学校経由で準備は出来ているそうで、私達は何をするのかというと、今度の週末までに花壇のデザインを決める事になった。
今度の週末に準備することになった、花壇プロジェクト、その為、放課後打ち合わせをするこに
「奈々瀬さんは?」
「うん、私は予定無し」
「山代くんは?」
「俺も、特にないかなあ…」
すると、龍咲さんは急にかん高い声になり
「かなあ?って!?、なによそれ!ハッキリしなさいよ!ないのか、あるのか!どっち!」
龍咲さん!?…
こわッ!…
なぜか山代くんに対してはこの調子…
「ひっ!ぜ、ぜんぜんOK!予定が入っても、こっち優先にするよ、もちろん…は、はは…」
「ありがとう!山代くん、頼りにしてるわ…」
「…」
「あとは…高吉くんね…」
しばらく黙っていたセイカくんが…
申し訳なさそうに、頭を掻きながら喋り出した。
「週末はダメなんだ…というか今日も…
時間がないから…それじゃ!」
慌ててバックを持つと、そのまま走り去ってしまった。
「ちょッ!高吉くん!?…」
「セイカのやつ逃げやがった…」
違う…
セイカくんはたぶんまたバイトで、今日もあのカフェに行くんだ…
ふたりだけの約束だから、本当のことも言えないし…
すると、龍咲さんが下を向きながら、呟いた。
「あたしも、ずいぶん嫌われたものね」
龍咲さん…
あの!
「あの、高吉くんはそういう嫌ったりとかじゃなくて、本当に用事があるのかと思う…」
「なんで言いきれるの?…」
「それは、その…感で!」
「感?…まぁいいわ…」
本当のことを言うべきなのか迷う…
「仕方ないけれど、とりあえずこの3人でやりましょう、奈々瀬さん、山代くん、よろしくね」
「はい!」
花壇を作るのに必要なものは、前もって学校経由で準備は出来ているそうで、私達は何をするのかというと、今度の週末までに花壇のデザインを決める事になった。