しふぉん・けーき

売られた喧嘩と買った喧嘩【真side】

俺たちは、ある場所に向かって走っていた。

「ここだな・・・
お前ら、突っ込みにいくぞ」

「「「はい!!」」」

俺たちは、頑丈なドアをぶち壊して中に入る。

「やあ、久しぶりだね」

「!!
あぁ・・・早見真か」

「都 湊夜(みやこ そうや)・・・
お前、一体そういうつもりだ?」

「何のことかな?」

「とぼけるな。
お前、俺の事務所に侵入してファイルを盗んだだろ」

「盗んだなんて、人聞き悪いなぁ、早見真」

「・・・」

こいつ・・・!!

彼は、都 湊夜。

俺の宿敵で、強盗・誘拐・殺人・窃盗に銃刀法違反で指名手配している。

「それにしても、戦闘メンバーを引き連れて俺をとらえるつもり?」

「・・・何が言いたい?
まさか、俺を捕まえられるものなら捕まえてみろっなんていわねぇよな?」

「そうしたら、キミの大切なものを盗むまで」

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