しふぉん・けーき
「大切なもの・・・?」

「ほら、いるじゃない。
キミの仲間の喫茶店にいつもいる女の子」

・・・!!

まさか、楢井なつきのことか!?

「彼女をどうするつもりだ?」

「そうだなぁ・・・
まずは、手合わせにあの子の唇でも・・・うふふ」

こいつ・・・生かしてやるものか!!

「都・・・
お前のその発言・・・一生後悔するんだな」

「・・・」

その瞬間、あいつの顔がみるみるうちに青ざめていく。

「これから、都湊夜をぶち殺す。
戦闘は最小限に抑え、歯向かってくる奴はみな潰せ!!」

「しかし、相手は1人ですよ!?」

「いや・・・
俺たちは今、あいつの手下に囲まれてんだよ」

「!!」

「・・・かかれ!!」

俺の一声で一斉に動き出す。
< 101 / 244 >

この作品をシェア

pagetop