しふぉん・けーき
キミにきづいたもの
「真君のことは―――」
「暴力しかできない・・・怖いやつか?」
大さんは、私を冷たいまなざしで私の返答を待っている。
ここで、『いいえ、真君は優しい人です』って言えたら楽なんだろうと思う。
でも、私にはそんなこと言えなかった。そのかわりに―――
「真君のことは、怖いと思っています」
正直に答えた。
「そうか。まぁ、あれだけ暴力で解決しようとするから、怖いのも無理はないだろうな」
と、ため息交じりに大さんが言う。
だけど、私の言っている『怖い』は違う。
「違います」
「?どういうことだい?
さっき、真のこと怖いって言っていたよな?」
「はい、言いました。
でも、私の言っている『怖い』は暴力に対してではないんです」
キョトン顔で私をみつめる大さん。
でも、私は大さんの質問に真面目に正直にこたえる。
「暴力しかできない・・・怖いやつか?」
大さんは、私を冷たいまなざしで私の返答を待っている。
ここで、『いいえ、真君は優しい人です』って言えたら楽なんだろうと思う。
でも、私にはそんなこと言えなかった。そのかわりに―――
「真君のことは、怖いと思っています」
正直に答えた。
「そうか。まぁ、あれだけ暴力で解決しようとするから、怖いのも無理はないだろうな」
と、ため息交じりに大さんが言う。
だけど、私の言っている『怖い』は違う。
「違います」
「?どういうことだい?
さっき、真のこと怖いって言っていたよな?」
「はい、言いました。
でも、私の言っている『怖い』は暴力に対してではないんです」
キョトン顔で私をみつめる大さん。
でも、私は大さんの質問に真面目に正直にこたえる。