しふぉん・けーき
「自分で考えなさいよ!!
大体、楢井さんって何でもかんでも人に頼り過ぎなんじゃない?
ウチらも仕事があるんだし、少しは覚えるとか努力しなよ。
やる気ないんじゃないの!?」

と、代わりに罵声を浴びせられた。

「すみません・・・」

「つか、何のためにウチらの仕事をみてきたわけ?
ただ単に見てただけだったら、キモイからやめてくんない?
つか、何であんたみたいなキモブスが生まれたわけ?wwあはははは・・・」

と、大笑い。

それを聞いたみんなも大笑い。

パートの人達もその他の従業員も全員『やめなよ。かわいそうじゃんww』と笑いながらとがめる。

私は唇をかみ、俯く。

やっぱり、みんな私のことが嫌いなんだ・・・

どうして、私は働こうと思ったのだろう・・・

何で、私はここにいるんだろう・・・

「マジ、う~け~る~ww」

マジ、ウケル~・・・

だんだん、惨めに思えてきた。

このまま帰っちゃおっかな・・・?
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