しふぉん・けーき
とたんに涙が流れてきた。
すると――
「あはっ★
従業員全員で従業員一人をいびって、うるさい声で大笑いして客が入っているのに誰も気づいてくれないなんて、この店、ほんと終わってるよね~♪」
と、とてつもなく明るく、えげつない言葉が聞こえた。
振り返ると、そこには、ニコッと笑ってケースの上に頬杖をついてこちらをみる私服姿の真君がいた。
なぜ、真君がここに・・・?
「い、いらっしゃいませ~♥」
その瞬間、私以外の従業員全員の目が乙女の目に変わる。
「先ほどは大変失礼しました。
それで何かお決まりでしょうか~♥」
すぐさま立花さんが接客する。
「・・・キミはいいよ。
かわりに楢井さんをここに」
「楢井は新人なのでお客様の接客はちょっと・・・」
「じゃあ、そんな新人の人にキミたちは教えることも教えないで、新人をいびってたわけ?」
「い、いえ・・・そういうわけでは・・・」
「じゃあ、ちゃんとおしえていたっていうの?
だったら、その成果をこの僕がみてあげるよ。
なっちゃん、僕の接客をしてみせてよ」
と真君は私に声をかける。
私は言われたとおりに、接客をした。
「ご、ご注文はお決まりでしょうか?」
「えっと・・・
そのシフォンケーキを2つちょうだい」
「シフォンケーキを2つですね?かしこまりました」
と私はすぐに箱を組み立て、シフォンケーキを箱の中に入れる。
こんな感じでいいのかな・・・?
私は、少し不安を覚えた。
「お会計¥500でございます」
「はい。これで」
と、おつりを渡すところまではいつも通り行った。
「で?
何でなっちゃんは泣いているの?」
核心につかれたーーー!!
すると――
「あはっ★
従業員全員で従業員一人をいびって、うるさい声で大笑いして客が入っているのに誰も気づいてくれないなんて、この店、ほんと終わってるよね~♪」
と、とてつもなく明るく、えげつない言葉が聞こえた。
振り返ると、そこには、ニコッと笑ってケースの上に頬杖をついてこちらをみる私服姿の真君がいた。
なぜ、真君がここに・・・?
「い、いらっしゃいませ~♥」
その瞬間、私以外の従業員全員の目が乙女の目に変わる。
「先ほどは大変失礼しました。
それで何かお決まりでしょうか~♥」
すぐさま立花さんが接客する。
「・・・キミはいいよ。
かわりに楢井さんをここに」
「楢井は新人なのでお客様の接客はちょっと・・・」
「じゃあ、そんな新人の人にキミたちは教えることも教えないで、新人をいびってたわけ?」
「い、いえ・・・そういうわけでは・・・」
「じゃあ、ちゃんとおしえていたっていうの?
だったら、その成果をこの僕がみてあげるよ。
なっちゃん、僕の接客をしてみせてよ」
と真君は私に声をかける。
私は言われたとおりに、接客をした。
「ご、ご注文はお決まりでしょうか?」
「えっと・・・
そのシフォンケーキを2つちょうだい」
「シフォンケーキを2つですね?かしこまりました」
と私はすぐに箱を組み立て、シフォンケーキを箱の中に入れる。
こんな感じでいいのかな・・・?
私は、少し不安を覚えた。
「お会計¥500でございます」
「はい。これで」
と、おつりを渡すところまではいつも通り行った。
「で?
何でなっちゃんは泣いているの?」
核心につかれたーーー!!