しふぉん・けーき
「ありがとう。
じゃあ、風邪をひかないようにしなきゃね」
私はそう答えた。
ちょっとだけ、期待しちゃってもいいなら、期待しようと思う。
きっとかなわないだろうと思うけど・・・
「リンゴ、剥いたんだ。食べるよね?」
「うん!」
「じゃあ・・・はい、あ~ん」
私は前に風邪で真君が看病してもらった時と同じようにやってみせた。
きっと、恥ずかしくていいって断られるだろうけど。
だけど―――
「あ~ん♥」
と真君は口を大きく開け、差し出したリンゴをパクッと食べた。
「おいひ~♥」
恥ずかしがる様子もなく、大胆と帰ってきた行動に思わず赤面する。
「あれ?顔赤いね。
もしかして、うつっちゃった?」
「うん。そうみたいね(笑)」
恋という風邪にうつったのかも・・・
その翌日、真君はすっかり体調がよくなり、元気に学校に登校した。
じゃあ、風邪をひかないようにしなきゃね」
私はそう答えた。
ちょっとだけ、期待しちゃってもいいなら、期待しようと思う。
きっとかなわないだろうと思うけど・・・
「リンゴ、剥いたんだ。食べるよね?」
「うん!」
「じゃあ・・・はい、あ~ん」
私は前に風邪で真君が看病してもらった時と同じようにやってみせた。
きっと、恥ずかしくていいって断られるだろうけど。
だけど―――
「あ~ん♥」
と真君は口を大きく開け、差し出したリンゴをパクッと食べた。
「おいひ~♥」
恥ずかしがる様子もなく、大胆と帰ってきた行動に思わず赤面する。
「あれ?顔赤いね。
もしかして、うつっちゃった?」
「うん。そうみたいね(笑)」
恋という風邪にうつったのかも・・・
その翌日、真君はすっかり体調がよくなり、元気に学校に登校した。