しふぉん・けーき
私は、雑貨屋さんで画用紙をたくさん買い、大さんのお店で作っていく。

店の端のテーブルで・・・

なぜ、大さんのお店なのかって?

実は、今日の放課後は校内清掃で学校には残れないのだ。

家に帰ってやってもすぐ寝てしまうので、今日は大さんのお店で作ることにした。

「お嬢さん。
なにやってんだい?」

「あ、クラスの文化祭の準備なんです。
メイド喫茶と執事喫茶を両方するので、そのメニュー表を作っているんです」

「お嬢一人でか?」

「はい」

「ほかのやつらはやらねぇのか?」

「はい。他の子たちに頼まれて・・・」

「お嬢って、お人よしだな」

「そうですか?
まぁ、発言に参加しなかった私が悪いので、これくらいは」

「完全にカモられてるな・・・」

とあきれ顔の大さん。

と、そこへ、チャリンと扉のベルがなった。

現れたのは真君だった。

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