しふぉん・けーき
真君の制圧に負け、雪音君たちはささっと荷物をまとめ教室からさっさと逃げた。

「あ、ありがとう、真君」

真君は無言で私に近づく。

そして―――

「気安くなつきを触りやがって・・・
次会ったら、マジでぶっ殺す・・・!!」

「・・・」

私を抱きしめそうつぶやいた。

悪魔の真君が降臨したような・・・?

「で、でも、真君が助けてくれたから、大丈夫だよ?
本当にありがとうね、真君」

「・・・ん」

短く返事が返ってきたところで、真君は僕系男子に戻り、接客に戻る。
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