しふぉん・けーき
「うん!!」

と私が答えると、真君はにこっと微笑む。

「元気になったね。
まぁ、僕たちも気持ちが固まったし、なっちゃんの本音も聞き届けたし。
なっちゃん」

と、改めて呼ばれ、私は思わず姿勢を正す。

「なつき。俺はお前をぜってぇ離さねぇ。
覚悟しろよ?」

「はい!!」

子犬のように可愛い僕系で癒し系で心温かい真君も・・・

一匹狼で俺様で強引で喧嘩強い真君も・・・

私は『早見真』という人間に恋をしたんだと改めて認識した。
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