しふぉん・けーき
翌日、急に担任の先生が教室に入ってきた。

どうしたのだろうか・・・?

「みんなにいい知らせがある。
今日からこのクラスの仲間が入る」

つまり、転校生がきたのだ。

こんな時期に・・・

入れと担任がいうと、扉が開いた。

入ってきたのは顔のよく似た男の子と女の子。

「京都からきた、神沢涙(かんざわ るい)と神沢奈穂(かんざわ なほ)だ
みんな仲良くするように。
じゃあ、二人から自己紹介を」

と促され、まずは男の子の方から自己紹介が始まった。

「はじめまして。俺は神沢涙です。どうぞよろしくおねがいします」

「はじめましてっ。神沢奈穂で~す。
仲ようしてください♥」

なかなかの関西弁で自己紹介する二人。

神沢君の方は落ち着いていて、物静かな感じ。

神沢さんの方はすごく明るくて・・・なんというか・・・真君に似たような性格・・・

明るく子犬の時の・・・
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