しふぉん・けーき
「?」

真君の銃から折り紙や針金が飛び出していた。

「一体、何の真似だ・・・?」

「ただの正当防衛にこれ以上することはないだろう。
それに、俺の大事な姫を目の前に殺すわけにもいかねぇよ。
今回はこれぐらいにしてやる、俺はね♪」

お、俺はね・・・?

一体、どういう―――?

と思った瞬間だった。

―――バンと勢いよく開いた扉。

それに目をやると、

「おい(# ゚Д゚)
あんたやな!?なつきちゃんを攫ったという変態は!?」

と奈穂ちゃんと涙君が入ってきた。

「あぁ。
俺はもう用は済んだから、こいつを檻にでも突っ込んでおけ。
それはお前たちに任せる」

「御意」

「それより、なつきちゃんは?」

「あぁ、あそこにいるよ。
なっちゃ~ん!!もう終わったよ~」

という真君の声に私は走って真君たちに寄った。
< 230 / 244 >

この作品をシェア

pagetop