しふぉん・けーき
それは、美琴さんが真君の女装姿と知らずに、真君が浮気をしたんだと不信になった。

「真君、ごめんなさい!」

「へ!?」

「私、真君が女装していたなんて知らないで、勝手に真君が他の女の人にいったんだって思っちゃって―――」

「へ?
え?ちょ、ちょっと待って。
何でそう思ったの?」

「だって、美琴さんの香りが真君と似ていたんだもん」

「あぁ~・・・それで嫉妬してたんだ。
いいよそんなの。
でも、これだけはやらせて」

と言うと、真君は私の髪を上げ、首に唇を当てる。

その瞬間、チクッと甘い痛みが走った。

「消毒。
ったく・・・他の男に触られないでよね!!
嫉妬で一時どうなるかわかんなかったんだから」

胸のドキドキが止まらない・・・。

好きっていう気持ちが溢れてきそうだ。
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