しふぉん・けーき
「え・・・でも・・・」

「いいんだよ、別に気にしなくて。
言いたい奴は言わせておけば?」

と、女子たちを軽蔑するような眼差し。

「あ、言うの忘れてたけどさ」

と真君は女子たちに近づく。

「なっちゃんに何かあったら、俺、たとえ女の子でも容赦はしねぇよ」

ただ一言だけど、すごくあたたかい一言に聞こえた。

「じゃ、行こっか」

と私は真君と移動することになった。
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