しふぉん・けーき
店に入り、俺たちは大に注文して席に着いた。

そして、こう切り出した。

「最近、物騒になってきたね～」

なっちゃんは、思い切り驚いた顔を浮かべていた。

意外～・・・といったような顔。

失礼なっ。

「例えばさ・・・ストーカー・・・とか？」

ストーカーというところを協調するが、なっちゃんは「は、はぁ・・・」とうなずくだけ。

ここは、確信にふれよっか・・・

「うーん(゜-゜)
例えばなんだけどさ、いきなり宛先不明で、そのメールの本文が『お前のことを見てる』みたいなメール来たことない？
それか、男子と一緒に並んで歩いているといきなりメールが届いて『隣に歩いている男は誰だ？』とか『お前は俺だけのものだ』とかかなりいた～い、メールとか来たことはない？
僕もね、この前あったんだ。
多分、女の子からなんだろうけどね？
『私、あなたとなきゃ生きていけない』なんて言われちゃって困っちゃったんだ。
だって、僕、結構モテるでしょ？」

と、自慢げに話してしまう。

瞬間、なっちゃんの表情が、図星をつかれたような表情になる。

「もし、心当たりがあるなら僕でもいいから一緒に帰った方がいいよ」

俺がそう言うと、「では、よろしくお願いします」という返答がきた。

やっと折れてくれたよ・・・
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