しふぉん・けーき
俺はなっちゃんを隠すように立つ。

「おじさんたち、誰?」


「なつきの彼氏だよ」

「・・・彼氏?
なっちゃんを見る限りそういう風には見えないけど?」

「くっ・・・
お前は誰なんだ?」

「僕がわからないの?」

「あ?」

こいつら、バカなんだな。かわいそうに・・・

これは、相当鍛えさせなければ・・・

俺は、なっちゃんに離れておくよう指示した。

「おじさんたち、ほんとバカなんだね」

「あ?こいつ舐めてんのか!?」

「それは、こっちのセリフ。
これから、後悔するといいよ」

俺は、戦闘態勢に集中する。
< 51 / 244 >

この作品をシェア

pagetop