あたしは人形じゃない…

一緒に電車に乗って小さな路地に入って…


話すことは一言もなかった


「あっ!ここ。ありがとね…」


その時…


「莉奈!何時だと思ってるの!もう7時よ!」

「いや…あの…ね?」

ママに補修のこと素直に言おう…話そうとしたのに…



「すみません…俺が連れ回しちゃって…門限のこと知らなくて…

ほんとすみませんでした…」

「あなた莉奈の彼氏さん?」

「いえ。クラスメイトです」

「莉奈にはまだ早いのよ…ごめんね…もぉ関わらないでね?」

「はい…すみませんでした」


そう言って頭を下げた…



なんか
ごめんね…



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