あたしは人形じゃない…
「ねぇ?
今日みんなでご飯行かない?」
「いくいく!」
いいなー。
入学して2週間ほどがたって
クラスのみんなはグループ化しはじめて
見ての通りあたしは1人…
みんなはお小遣いとか貰ったりバイトしたりして遊ぶんだろうなー
あたしにはありえない世界…
するとまたこんな声が…
「ねぇ?
あのね私好きな人できたんだー!」
「うそ!?誰誰?」
「平野悠鈴…。」
「ぇ…?やめた方がいいよ…何されるかわかんないし…噂すごいよ?」
「でも…この前すごく優しかったんだよね…顔いいし…それはあくまで噂でしょ?」
「でも…この街では有名じゃん?あいつが良くないやつってことは…あんまりオススメ出来ないかな?」
だれだよそれ!
自分にツッコミを入れて日直日誌を書き始める…
ん?
欠席…
入学してから1度も来てない子がいる
欠席…平野悠鈴。
ヒラノユウリ?
女?男?
まぁ…あたしには関係ない。
2時間目終わりの休み時間あたしは心でそうはいて欠席…平野悠鈴と書いて日誌をとじた…